就活において大手病は悲劇な結果を招くかもしれないという話

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就活において大手病は悲惨な結果を招くかもしれないという話

Gonです。

今回は、2018年卒向けの就活が解禁となったこともあり、学生によく見られる大手病について書きます。

就活のゴールとは

就活をしている方へ、就活のゴールとは何でしょうか?

ゴールをあえて設定すれば、自分が行きたい会社へ入社することでしょうか?

正解のようで正解ではありません。本来、就活のゴールは「特定の企業への入社」ではなく、「その先にある夢を実現や日々の充実感・やりがい」だと考えますが、この記事のなかでは考えやすいように「内定・入社」をゴールとてみようと思います。

 

大手病が生まれる背景を知る

大手病とは、大手企業しか受けない就活中の学生がかかる病のことです。皮肉った言葉です。

就活において、多くの学生はまず自分が知っている会社や規模が大きい会社から受け始めるのは、当然のことに思います。そして、現在は売り手市場(就活生有利)でもあるため、学生も大手を受ける傾向にあると思います。

一般論として、中堅・中小企業と比べて大手企業は、

  • 給料はいい
  • 福利厚生は手厚い
  • 安定している
  • 会社体力がある(資金があるとも)
  • 職種も多く、チャレンジできる環境がある

などなど、ここに挙げたこと以外にも大手は中小と比べて色々と揃っているものです。

なかにはシャープのように入社後に経営が傾き、中小企業の方が良くなる?場合もあるかもしれません。

今ある大企業が、10年後も同じように大企業である保証はありません。また、業界によっては斜陽産業とも言われ、マーケットサイズが先細りになっている、また今後なっていく業界もあり、大手でも将来どうなるか分からなくなっています。

それでも、誰もが知っている企業へ勤めることは、ステータス(優越感)でもあります。

身近な飲料メーカーで、誰も知る企業と言えば、「SUNTORY」や「KIRIN」でしょう。「SUNTORY」や「KIRIN」に勤めていると言えば、周りの反応は良く、もしかすると合コンでもモテるかもしれません。

ただし、大手企業の中には知名度は低いけれども、業績・実績・将来性抜群な企業も存在します。こういう企業のことを、よく「隠れ大手」なんていう呼び方をします。SUNTORYやKIRINは一般知名度も高く、規模からしても大手であることは間違いありません。

例えば、「栗田工業」という水処理装置の製造・開発を行う会社が日本にはありますが、多くの産業で必要とされる水処理技術を取り扱い、産業界では有名な大手企業です。このように「知名度がない≠大手ではない」とは言えないのです。

色々な大手企業が存在することが分かったところで、このように大手を就活で受けるにあたって注意をしなければいけないことはただ一つです。それは採用数も多いが「競争倍率も高い」ということの理解です。

 

大手以外の自分に合った就職先を探すことも容易くない

就活をしていると、「大手病になるな」と言う人がいます。それは真っ当な意見だと思います。

やっぱり大手の求人には応募が殺到し、自然と競争率も高くなります。また、大手で総合職入社すると、勤務地や職種を選べないことも多く、それらは会社によって個人の適性を見て勝手に決められます。反面、大手には色々な職種があるので、潰しもききますし、同じ企業の中で自分に合った職種を探すことができます。

中小企業では地域に根付いた会社が多いので、勤務地は決まっていて、職種別採用がほとんどなので、入社後に実際に行う業務も決まっていることでしょう。

世の中には様々な企業が存在するので、就活生であるならば先入観は捨てて色々と興味を持つことが大切だと思います。就活中は人生で唯一、色々な会社の中に入って話が聞けるチャンスですから有意義な時間を過ごして欲しいです。

自分に合った中小企業を探すことは骨が折れる作業です。それもそのはず、何故ならば日本にある会社の99%以上の会社が中小企業であり、大手企業の割合は1%に満たないため、各社の採用数は少なくても企業の数が圧倒的に多いため、自分に合う企業を探すのが大変になります

中小企業の探し方のコツは、転職サイト(リクナビ、マイナビなど)を隅々まで見てみること(リクナビやマイナビは費用がかかるため、中小企業のほとんどが利用すらしていない現状がある)や、転職会議など転職口コミサイトを利用してみたり、あとはハローワーク(職業安定所)のサービス(利用は無料)を利用してみるなどが考えられます。

ただし、中小企業のなかには、現在においても縁故採用がある会社もあるし、出身大学によっては「どうせ滑り止めだろう?」、「大手が決まれば、そっちに行くんでしょ」という色眼鏡で見られるので人によっては大変になるかもしれません。

 

バイオ系こそ大手病にかかりやすい

私はバイオ系のエンジニアです。生命科学・ライフサイエンスを中心とするバイオ系学部の出身者に対して、その先輩として警告させていただきます。

上記の記事でも伝えましたが、バイオ系がその知識を発揮して、活躍できる場所というのは全産業から見れば一握りしかなく、その規模も小さいです。ゆえに、従事者の数も圧倒的に少ないと思います。

特別調べたわけではないですが、このことは確実に言えると思います。

参考資料として、日経バイオテックが毎年発表している「バイオ企業番付」があります。ここに挙げられている企業の数も少ないです。

バイオ産業というのは、経験が一切ない企業にとっては産業障壁が高いと思います。設備産業である側面もあり、設備も高額です。維持費や消耗品費用も結構かかり、金食い虫になりがちです。設備があっても、ノウハウを持った人がいなければ運営はできません。

バイオ産業の場合、投資した分がすぐにペイできない可能性もあり、体力がない中小の参入は少なく、中堅以上でやはり大手企業が多い特徴があります。大手企業でも、バイオに関する仕事をしている人たちはほんの一握りに過ぎず、バイオ系の大学・大学院の数から学生数を考えてもこの競争倍率は高いと考えます

バイオ系の出身で特定の業界の特定の職種(例えば「食品業界」の研究職)だけに絞ることは、やはり無い内定のリスクを高めます。実際、私の周りでも専攻にこだわりすぎてチャンスを逃した人もいるし、大学の研究とは全く関係ないSEやその他事務系職種へ進んだ人、民間ではなく省庁など公務員へ進んだ人も多くいました。

 

これから就活する人におススメな本を紹介

少し古いですが、就活中の学生では絶対に気付けないことが書かれています。

まとめ

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Gon
キャリアクエスト運営責任者。 20代のうちに転職を3回経験し、現在4社目。自身がキャリアに悩み、転職を繰り返した経験をベースに、同じようにキャリアへ悩む20代、30代に向けてキャリア開発支援、転職支援を行いたいと考えている。

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