賞与の季節到来!賞与支給金額は何を基準に決められ、転職しても賞与は満額受け取れるのか?

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賞与の季節到来!賞与支給金額は何を基準に決められ、転職しても賞与は満額受け取れるのか?

Gonです。

6月や7月と言えば「夏のボーナス(賞与)の季節」です。普段、会社員として仕事をしている人にとっては、半期に一度の嬉しい季節がやってきました。

また、4月に大学などを卒業し、晴れて社会人となった人にとっては、初めての賞与となりますから、その喜びもひとしおでしょう。ただし、新卒一年目は満額支給されるケースは少ないと思いますし、特に、この夏季賞与は「支給対象」にならない会社も存在しますし、なかには賞与ではなく「寸志」という会社もあります。

新卒の場合、特に初任給などは会社が違っても、学歴(学部・修士・博士)が同じであれば大きな差はありませんが、賞与だけは会社によって変動するものです。

賞与の支給金額は何により決まるのでしょうか。そして転職した場合の転職先での賞与というのは満額受け取れるものでしょうか。その答えは以下にあります。

賞与とは

賞与とボーナスは基本的には同じ意味で使われます。

賞与について、wikipediaをもとに定義を確認します。

賞与(しょうよ)とは、定期給の労働者に対し定期給とは別に支払われる、特別な給料のことで、ボーナス (bonus) とも呼ばれる。欧米ではいわゆる特別配当・報奨金の類である。日本では、基本的には夏と冬の年2回支給される場合が多いが、企業によっては年1回や年3回といったところもある。また、もともと制度として導入していない場合もある。

(出典:wikipedia

つまり、賞与とは定期給(毎月の賃金)とは別に、支払われる特別な給与のことです。この賞与の支給ですが、必ずしなければならないという法的な要件はなく、その算出方法や査定期間などは当事者間で決めよいものとされています。賞与は、定期給とは全く異なる性質のものです。

世の中には賞与がない会社も多く存在します。年俸制の会社ではあらかじめ賞与分を含めていることが多く、そもそも賞与制度を持ちません。また、制度はあっても業績が悪くて、支給したくても支給できない会社もあります。私が過去に所属したベンチャー企業がまさにこのパターンでした。

賞与にも、定期賞与、業績連動型賞与、決算賞与、インセンティブ賞与など幾つか種類があります。定期賞与は、夏と冬のように決まった時期に支給される賞与。業績連動型賞与は、会社・部署の収益状況に応じて支給される賞与。決算賞与は決算による利益分を社員へ還元するために支給される賞与で、業績によるため毎年支給とならないこともあります。インセンティブ賞与は、個人の目標達成度合いに応じて支給される賞与で、外資系企業に多い賞与です。

 

賞与の支給日

賞与の支給日は民間企業・公務員で異なります。

民間企業では、会社単位でそれぞれの就業規則に「〇月〇日に支給」と決めています。私の経験上、6月10日~7月10日、つまり6月上旬から7月上旬に夏季賞与が支給されるケースが民間企業では多いかと思います

ちなみに公務員の夏季賞与支給日は6月30日です。

 

賞与の支給金額を決めるもの

賞与は何より左右されるのか、気になる人も多いと思います。一般的に賞与は会社の業績、各個人の業務成績、在籍期間に応じて変動するものです。

賞与と言えば、「賞与:年2回 〇か月」と求人票などの賞与欄には書かれているのをよく目にします。

この〇か月とは、全従業員に対する平均支給額(あくまでも目安)を示しており、例えば年2回(夏・冬)で5か月となれば、基本給を5倍した金額を年間で賞与として受け取ることになります。年2回なので、夏と冬がともに2.5か月分ずつ支給されるところもあれば、夏が多いところ、反対に冬が多いところなど、これも会社により様々です。

例えとして5か月としましたが、支給実績が5か月もあれば待遇の良い会社だと思います。会社規模にもよりますが、賞与支給金額が高い会社では5か月以上のところもありますし、反対に中小企業では2か月~4か月といった範囲で落ち着く気がします。

〇か月というのは、あくまでもその会社の賞与基準に過ぎず、各社の評価方法に基づき支給金額は増減されます。入社したての新入社員と、部長クラスのような上級社員が同じ金額ではないことから理解できると思います。また、会社によって月給で支払われる手当(例えば、資格手当や扶養家族手当など)を基本給に加算して計算するところもありますから、賞与支給金額はやはり会社によります。

 

賞与支給を受けるための基本的要件と変動要因

①~②については基本要件であり、③以降が変動要因です。

 

①:賞与支給の規定・制度があるか

そもそも賞与に関する支給について規定や制度を会社が持っているかどうかです。社内規定として賞与がなければ、賞与は支払われません。

 

②:賞与支給の要件を満たしているか

①をクリアしても、各社で賞与を受け取る権利を持つ人をあらかじめ規定しています。正社員であること、賞与査定期間に在籍していること、賞与支給日も社員であることなど、基本的な要件は決められています。

 

③:会社の業績

③からは変動要因です。会社の業績が悪ければ、賞与の支給金額も著しく悪くなる場合があります。

株式会社では、会社は株主のものであるため、赤字を出しているにも関わらず、従業員に特別な給料である賞与を支給すれば株主も怒るでしょう。赤字でも、賞与はゼロにはならないとは思いますが、会社業績が賞与の支給金額(ベース金額)を増減させます。

 

④:各個人の業務成績

各社によって定められる「人事考課」に応じて、賞与の支給金額は変動します。つまり、会社業績への貢献度、個人の目標達成度に応じて賞与の支給金額もを多くもなりますし、少なくもなります。

 

⑤:在籍期間

②でも軽く触れていますが、特に転職で中途入社した社員の初めの1年程度の賞与は、ここで大きく金額が左右されます

極端な例ですが6月10日に賞与が支給される会社に6月1日に入社したとしても、賞与は支給されなくても不思議ではありません

細かくは会社によりますが、「夏季賞与の査定期間は昨年10月1日~3月31日までの期間」と決めていたならば、6月1日に入社した人の夏季賞与はゼロとなるでしょう。「冬季賞与の査定期間の今年の4月1日から9月30日までの期間」となりますが、この査定期間のうち「今年の4月1日から5月31日」の2か月間は在籍すらしていませんので、冬季も満額支給されることは少ないと考えられます。

ただし、この査定期間に対する考え方は会社にもよりますし、会社によっては賞与の査定期間に在籍しなかった新卒社員や、中途社員に対して賞与の代わりとして「寸志」を支給する場合もあります。

 

⑥:年齢、役職、資格、能力など基礎パラメータ

残りは、年齢・役職・資格・能力など基礎的なパラメータに応じても変動します

役職があり責任のある人と、役職を持たずに責任もない人の賞与が同じ金額では公平ではありません。新卒社員の場合、これらパラメータに差がないため、賞与支給金額が横並びとなります。しかし、数年も経過すれば、段々と個人差が出てくるため、少しずつ賞与の支払い金額にも差が出ていきます。

 

さて、気になる転職者の賞与は

もう答えが出ているようなものですが、中途入社の場合、「入社日がいつであるか」、「その会社の査定期間がいつからいつまでか」により賞与支給金額は変動します。寸志となることも想定しておきましょう。まず、寸志でも貰えるだけありがたいと思います。

下記の記事でもお伝えしましたが転職後は社内の評価が一度ゼロに戻りますから、やはり中途入社をした最初の1年は賞与について過度に期待しないことです

それでも、中途入社は入社前に必ず条件交渉を行い、年収をはっきりと決めたうえで入社していますから、会社によっては見込みでも賞与として指定された金額を支給する場合もあります。

なかなか一般化するのが難しいのですが、中途入社の場合、賞与の支給金額でその1年間の年収が大きく増減すると思います。

人によっては、賞与を受け取ってから転職活動し、退職する方が経済的な損失が少なくて済むことも想定されますから、転職活動を始めるタイミングも気にする必要があるかと思います。

 

まとめ

いかがでしたか。

賞与について、その基本的な性質からお伝えしました。

当ブログの読者は、これから転職活動を始められる方もいらっしゃると思いますが、年収に大きな影響を与える賞与について気にしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、記事では全て「額面」として賞与金額を説明しています。実際、手取りとして受け取る金額は額面から2割程度引かれた金額となることに留意してください。

日頃のご褒美として自分が好きなものを買うのもよし、家族や子供に対して使うもよし、将来のために貯蓄に回すのもよし、賞与のご利用は計画的に!

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Gon
キャリアクエスト運営責任者。 20代のうちに転職を3回経験し、現在4社目。自身がキャリアに悩み、転職を繰り返した経験をベースに、同じようにキャリアへ悩む20代、30代に向けてキャリア開発支援、転職支援を行いたいと考えている。

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