【地元就職・地域密着】ハローワークを理解し、駆使することで転職の目的は果たされる

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【地元就職・地域密着】ハローワークを理解し、駆使することで転職の目的は果たされる

Gonです。

先日、地元で転職を考えている方からキャリアの相談を受けました。その方は、既にハローワークを利用されていましたが、私からもハローワークを有効に活用してみて下さいとアドバイスさせていただきました。

ところで皆さんは、ハローワークについてどれだけ知っていますか?

新卒の就活でリクナビやマイナビなどの就活ナビを使って、就職先を決めた人ほどハローワークについて何も知らないという実態があると思います。

知らないだけでは勿体ない!人によっては転職サイトや転職エージェントを利用するよりも、「ハローワーク」を利用する方が転職の目的を果たせる人もいるかと思います。

ここ数年のハローワークは時代に合わせて多様な事業を展開しており、古臭いイメージや単によく知らないだけであるならば、一度お近くのハローワークを訪ねてみてはどうでしょうか。

ハローワークについて

ハローワークを利用したことがありますか?

私は過去にハローワークを利用したことがありますので、よく分かります。まだ私がハローワークについて無知だった頃に持っていた疑問は次のような内容です。

  • 職業安定所と何がどう違うの?
  • 失業した時に仕事を探すために行くところでしょ?
  • 掲載されている企業は中小企業ばかりじゃないの?

これを読めば「なるほど」と思えるように解説していきたいと思います。

まず、普段よく聞くハローワークですが、法的には公共職業安定所と呼ばれます。実際に、ハローワークという呼び名が一般で使用されているのでハローワークでも間違いはありません。公共職業安定所は、厚生労働省により運営され、「国民に安定した雇用機会を確保すること」を目的としています。

それでは、先ほどの疑問に戻ります。

Q1. 職業安定所と何がどう違うの?

A. 職業安定所や職安と呼ばれることもありますが、どちらもハローワークのことです

 

Q2. 失業した時に仕事を探すために行くところでしょ?

A. 失業した時に仕事を探すために行くところかと言われると、そうとも言い切れません。そもそもハローワークでは仕事探し以外の目的で利用する方もいます。

仕事探しを目的で訪れる人を見ても、必ずしも「無職」とは限りません。「在職中」でもハローワークを利用する人は大勢います。本質的には、転職サイトと変わりありません。また、正社員に限らず、契約社員やパートタイマー、アルバイトの求人情報もあるので、年代・性別問わずに沢山の人が利用しています。

仕事探し以外の目的では、キャリアや仕事に悩んで自分に合った仕事と出会うために相談を受けるために訪れる人もいれば、失業保険の給付に訪れる人や公共職業訓練への申し込みに訪れる人もいます(詳しくは後述します)。

 

Q3. 掲載されている企業は中小企業ばかりじゃないの?

確かに、ハローワークに掲載されている求人は中小企業が中心となりますが、それには理由があります。

大手企業でも技能職(地元に根付いた工場での製造要員など)や非正規雇用であればハローワークで求人を掲載することもありますが、総合職の求人はほとんどないと思っていいかと思います。

それはハローワークを利用する求職者の母集団と、他の転職サイトやエージェントを利用する求職者の母集団が根本的に違うことも背景にありますが、もう一つに企業の規模に応じて採用にかけられるコストに差があることが挙げられます。大手企業では、採用コストをかけて民間の転職サイトや転職エージェントを利用して採用活動を行いますが、体力がない中小企業では一人の採用に何百万ものコストを払えないためにハローワークを利用して採用活動を行います。

企業がハローワークで求人情報を掲載する費用は「無料」であるため、中小企業の採用活動ではハローワークが活用されます。

中小企業と言えども、地元に根付いた優良企業もあれば、家族経営のワンマン世襲企業もあり、労働条件が過酷なブラック企業と様々です。このため「外れ」を引く可能性もありますので、企業への応募前、ハローワークの相談員へ気になることは何でも相談できます。

 

ハローワークの役割と機能

もう少し踏み込んで、ハローワークの役割と機能についてお伝えします。ハローワークを運営する厚生労働省では、次のように紹介しています。

民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に支援する最後のセーフティネットとしての役割を担っています。また、地域の総合的雇用サービス機関として、職業紹介、雇用保険、雇用対策などの業務を一体的に実施しています。

(出典:厚生労働省

つまり、ハローワークは最後のセーフティネットとしての役割・機能を担っています

様々な理由から転職サイトや転職エージェントを利用しても仕事が見つからない人というのは一定数いますが、それでは安定した収入も得られず生活も苦しくなっていきます。そのような人でも仕事が見つけられるように無料の就職セミナーが開催されるなど、ハローワークでは熱心な就職支援を行っているのです。

また、失業者が増えると国も自治体も困ります。仮に会社の倒産などで失業したとしても、一刻も早く次の職場が見つかるように国や自治体はハローワークを通じて就職の支援を行っています。

 

気になるハローワークのこと

ハローワークについて何となく分かったところで、それでは気になることについてご紹介します。

利用料は無料

ハローワークは、厚生労働省や各都道府県の労働局が運営に関わる公的事業であるため無料で利用できま

 

全国の求人が検索できる

日本中、どこにいても全国のハローワークが利用できます。

現住所の近くでなければならないなどの制限は一切ありません。出張先で時間があるからと近くのハローワークへ寄っても問題ありません。

また、ハローワークではその地域に限らず、全国どこの地域の求人でも検索できるような仕組みが整っています。つまり、沖縄のハローワークから北海道内の企業の求人も検索が可能ということです。お近くのハローワークの所在地はこちらでご確認ください。

ちなみに、ハローワークへ行かずとも自宅にいながらにして全国各地の求人が検索可能です。もちろんスマホからでも検索できます。詳しくはこちらをご覧ください。

 

平日夜間・土曜日も開放

平日は仕事もあり、何かと忙しくてハローワークへ行けない方も多いと思います。

大都市が中心となりますが、一部のハローワークでは平日は19時まで開放しているところもあります。また、土曜日も開放しているハローワークもあるので、自分のペースでハローワークを利用することができます。

 

求人情報がとにかく多い

ハローワークの求人数は転職サイトや転職エージェントより多いです。

これまでご説明したように、無料で求人情報が掲載できることから掲載される企業の中心が中小企業でした。日本の企業の99%以上が中小企業であるため、中小企業に強いハローワークでは求人数が多くなるのも納得できます。

余談ですが、ハローワークを利用する際、求人内容の見極めが重要です。ハローワークが取り扱う求人の中で気になるものがあったならば、まず相談員へ相談してみます。

転職サイトや転職エージェントとは違い、ハローワークは無料で掲載できるため、求人情報に正確さを欠く場合や不足している場合もあります。つまり、企業側も採用コストが安く済む分、費用対効果よりも先に「とりあえず募集してみるか」という考えに行きつくのです。転職サイトや転職エージェントを利用すると多額なコストがかかるため、費用対効果を考えて求職者に正確な情報を与えようとします。求職者側から選んでもらえなければ、そもそも相応しい人からの応募は見込めず、採用にかけた投資分が水の泡となります。

 

仕事探し以外で利用する

ハローワークは単に仕事探しをするための場所ではありません。

先ほどのQ2でも触れましたが、仕事探し以外でハローワークを訪れる場合は次の通りです。

相談員に今後のキャリアや転職の相談のために訪れる

転職しようか悩んでいる時、周りに気軽に相談できる環境があればいいのですが、人によっては誰にも言えずに孤独を感じる人もいます。

特に、第二新卒のように社会人歴が浅い人ほどその傾向にあると思います。せっかく入社したばかりの会社を辞めたいなんて、友人はおろか恥ずかしくて親にも言えないなんてこともあると思います。ハローワークでは相談員が常駐しており、こうしたキャリアや転職に悩んだ時に相談することで客観的な意見を受け取ることが出来ます

相談員は履歴書などの応募書類の作成指導や面接指導も行います。転職エージェントでも同様なサービスが利用できますが、転職エージェントのアドバイザーとハローワークの相談員には明確な違いがあります。

それはビジネス・営業という側面です。民間企業である転職エージェントは、企業に求職者を紹介し、紹介した人が内定を受けて入社しなければ報酬はありません。従って、企業によっては営業のために無理やり薦めるということもあり得ます。しかし、公的事業のハローワークの相談員の場合、その点がなく、相談員も本音で答えてくれるでしょう。

比較的20~30代の若い社会人に相談したければ転職エージェント、50~60代の人生経験が豊富な社会人に相談したければハローワークという選び方でも良いかと思います。

 

失業保険給付の手続きをする

失業保険は、雇用保険の被保険者が自己都合、会社都合で会社を辞めた・辞めざるを得なくなった時に、つまり「無職」となった時に失業中の生活を心配せずに早く就職先を見つけて生活を安定させるために支給されるものです。

この手続きを行うための窓口がハローワークとなっています。

 

職業訓練を受ける

また、ハローワークは職業訓練の手続きを行う窓口でもあります。

職業訓練とは、仕事を探している人が就職に際して必要な知識・技術の取得、レベルの向上を図るための制度のことです。多様な職種へ対応するため様々な内容の職業訓練を実施しており、その申し込みの為に相談に訪れる人もいます。

 

多様化するハローワークのサービス

また、ハローワークでは時代の流れに合わせて特定のターゲットを具体的に絞った多様な就職支援を行っています。

  • マザーズハローワーク子育てをしながらでも働きたい女性に向けた支援のサービスです。保育所などの情報提供も受けられます。
  • ふるさとハローワークハローワークは全国各地にありますが、当然ない地域もあります。ふるさとハローワークはハローワークがない地域に国と市町村が共同で運営する施設です。

 

こんな人にハローワークが向いている

私の独断で、ハローワークに向いている人を選びました。以下に該当する方は、転職サイトや転職エージェントと並行してハローワークを利用してみると良い結果になるかもしれません。

地元就職・地域密着で働きたい!

地元就職や地域密着で働きたい人はハローワークで求人を探すのが有効です。

全国各地に拠点を持つのがハローワークの強みですから、地域に根付いた企業を探すのであれば転職サイトや転職エージェントを利用するよりも、一度ハローワークで求人の掲載がないかどうかを確認します。そうしなければ、チャンスを逃しているかもしれません。

また、地域によって主力産業が異なるように、その地域が抱える雇用問題も一様ではありません。ハローワークは、その土地の状況に合わせた運営を行っており、近年では地域の自治体と一体となって雇用対策にも力を入れておりますから、古臭いイメージは捨て、一度訪ねてみることをおススメします。

まとめると、地元就職・地域密着で働きたい人はハローワークを使わない手はありません。地元へのUターンや特定の地域へのIターンの転職を希望されるならば、ハローワークへも足を運んでみて下さい。

 

手に職がある有資格者

看護師や薬剤師のように手に職がある有資格者の場合、それが強みとなり、場所を選ばずどこの地域でも就業することが可能です。

私の母は看護師ですが、自宅から通勤可能な応募可能な病院をハローワークを通じて探していました。

看護師のような有資格者の転職活動は、民間企業で働くサラリーマンの転職活動とは少し性質が異なります。大手転職サイトや転職エージェントでは求人情報が掲載されないこともあり、働く場所が決まればハローワークを頼りに応募先を検討していくことが有効です。

 

まとめ

いかがでしたか。

ハローワークは「地元就職や地域密着で働きたいと考える人」や「手に職を持った人」に向いているということをお伝えしました。また、ハローワークは最後のセーフティネットの位置づけであることもお伝えしました。

ハローワークで求職する人の多くが事務職などのデスクワーク系の職種を希望している実態があるようです。しかし、ご存知の通り、事務職は人気で離職率が低いために、そもそも求人数が多くありません。求人数が少ない人気職種ばかりを選んでいれば、ハローワークでも応募が殺到し、人によっては何処にも受からないこともなり兼ねません。やはりニーズが高いのは専門職のようですから、職業訓練を受けるなどし、将来のキャリアを見越したハローワークの活用方法も有効だと思います。

また、地元就職や地域密着で働きたい人は、ハローワークの他に以下の転職サイトを利用してもいいかもしれません。

リクルートが運営する「はたらいく」は地域密着をコンセプトにした転職サイトです。

【登録はこちら】

はたらいくがユニークなのは、仕事観や働きたい場所で、自分に合った仕事を探せるという点です。これまでのキャリアやスキルなど目に見える条件で絞り込みをする他の転職サイトとは異なります。

【地元就職・地域密着】ハローワークを理解し、駆使することで転職の目的は果たされる

はたらいくの検索画面

 

はたらいくで地元企業を調べる

 

ハローワークで求人に応募する際の注意事項

ハローワークで自分に合った求人が見つかったり、応募してみたいと思える求人があった時は、実際に応募してみることです。

ハローワークの求人は、全国各地のハローワークからでも検索可能であるため、求人への応募も全国各地のハローワークから行うことができます。

ハローワークでは、各求人で何人が応募しており、うち何人が書類選考を突破しているかなどの採用状況が確認できるようになっています。

 

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Gon
キャリアクエスト運営責任者。 20代のうちに転職を3回経験し、現在4社目。自身がキャリアに悩み、転職を繰り返した経験をベースに、同じようにキャリアへ悩む20代、30代に向けてキャリア開発支援、転職支援を行いたいと考えている。

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